就労移行支援とは?
就労移行支援とは、一般企業への就労を目指す、身体・知的・精神・発達障害や難病のある方が利用できる、障害者総合支援法に基づくサービスです。就職に必要となる知識や能力を向上し、就職活動のサポートから就職後の職場定着に至るまで、一貫した支援を受けることができます。
就労移行支援を利用できる方の条件は下記の1~3にすべて該当する方にご利用いただけます。
- 18歳以上65歳未満の方
- 精神障害、発達障害、知的障害、身体障害、対象難病、高次脳機能障害のいずれかをお持ちの方
- お住まいの市区町村にて「障害福祉サービス受給者証」が発行可能な方
※障害者手帳がなくても利用できる場合があります。詳細はお問い合わせください。
就労移行支援の利用期間
就労移行支援の利用期間は、原則2年間です。(必要性が認められれば、さらに1年間の利用延長が可能となります)
就労移行支援の利用料
障害福祉サービスの利用者が負担する料金は、サービス提供費用の1割を上限として、世帯の所得に応じて月ごとの負担上限額が定められています。ひと月に利用した自己負担額が、負担上限月額を超えても、それ以上の負担は生じません。
例えば、現在生活保護を受給されている方、障害年金のみの収入の方、本年度の住民税が非課税の世帯の方などは、多くの場合自己負担は生じません。
区分 | 世帯の収入状況 | 負担上限月額 |
---|---|---|
生活保護 | 生活保護受給者世帯 | 0円 |
低所得 | 区市町村住民税非課税世帯 | 0円 |
一般1 | 市町村民税課税世帯(所得割16万円未満) | 9300円 |
一般2 | 上記以外 | 37200円 |
入所施設利用者(20歳以上)、グループホーム利用者は、市町村民税課税世帯の場合、「一般2」となります。
就労移行支援の5つの特徴
-
職業適性の見極め
ワークサンプル幕張版(MWS)を使用して、あなたの職業適性がわかります。
-
豊富な職場実習先
特例子会社のネットワークを活かし、様々な企業で職場実習ができます。
-
手厚い職場定着支援
就職後も企業間に立って、働きやすい職場環境づくりをバックアップします。
-
交通費の支給
1か月上限15,000円まで交通費を実費支給します。
-
お弁当の無料提供
温かいお弁当を毎日無料で提供します。
就労移行支援の訓練内容
-
PC(パソコン)訓練
タイピングスキル、Word、Excel、PowerPointスキル、PC資格取得支援(Microsoft Office Specialist・パソコン検定/P検)など。
-
実践訓練
面接練習、履歴書作成、軽作業(ファイリング・仕分け作業など)、電話対応など。
-
ビジネスコミュニケーション向上訓練
ビジネスマナー、英会話、グループトーク・グループワーク、WRAP(元気回復行動プラン)、自律訓練法など心理系プログラムなど。
-
資格取得支援
日本語検定、ビジネスマナー実務検定など。日本語検定は会場に行かなくても受験ができます。
-
eスポーツを用いた思考訓練
実際にゲームをプレーする過程でコミュニケーション力や判断力、記憶力、論理的思考力の強化を図ります。
就労移行支援のカリキュラム例
スタッフと話し合いながら、あなたのペースと目標にあった訓練や就職準備ができます。週1日からの通所も大丈夫です、是非ご相談ください。
就労移行支援を利用した利用者の声
-
K.S
K.Sさん(30代/発達障害)
ExcelやWordを中心としたPCの使い方や実際の職場に活用できそうなデータ集計方法などの実践訓練を学んでいます。また、企業の職場見学や実際の職場での体験実習の機会も豊富に提供されるため、就労経験もない自分も会社の雰囲気をつかむことができ、漠然とした不安が軽減されます。
U.YU.Yさん(20代/発達障害)
毎週JST(職場対人技能訓練)を受けています。実際の職場でのシーンを想定した対人コミュニケーションをロールプレイを通じて学ぶことができます。私は就労経験がないのですが、JSTで取得したスキルを生かして、職場実習や就職後にあわてずに実践できるようになりたいと思っています。
S.RS.Rさん(40代/精神障害)
通所するまでは人と積極的に会話ができませんでしたが、毎週SSTの訓練を受けていくうちに自分に自信が持てるようになり、スタッフや他の障害を持った訓練生と積極的に話ができるようになりました。これから就職する先でもこのスキルを生かせていきたいです。
PERFORMANCE就労移行支援サービスを利用した就労実績
就職者の障害種別職場定着率93.2%2018年度の就職6ヶ月の定着率
就職者の職種就職するまでの平均利用期間10.0ヵ月2018年度の全障害者平均
FLOW就労移行支援サービスご利用までの流れ
-
1.お問い合わせ・資料請求
ご利用に関するお問い合わせはお電話またはEメール、Webフォームをお使いください。
-
2.説明会・見学会
プログラムや就労移行支援についてのご説明、施設の見学を随時行っております。
-
3.体験利用
数日間の体験利用をお勧めしています。ご希望の曜日、時間をお伝えください。
-
4.受給者証の申請・発行
お住まいの市区町村の窓口で障害福祉サービス受給者証の申請手続きを行います。
-
5.利用開始
通所日と通所時間を相談しながら、決められます。支援計画を通所開始の月、その後3か月毎に面談をして、振り返りを行います。まずは落ち着いて決まった曜日に通所して、訓練と就職準備を重ねて、更に企業実習を経験しながら、就職に向けて歩んでいきましょう。
以下の方はご利用いただけませんのでご注意ください
- ・前掲「ご利用いただける方」に該当しない方
- ・主治医から就業・通所の許可が出ていない方
- ・自傷、他害行為のある方、またはその恐れが高い方
お問い合わせ
各センター無料で見学ができますので、まずはお気軽にお問い合わせください。